Hero's Journey 1
- 2021年6月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年7月13日

Hero’s Journey(英雄の旅)という言葉を聞いたことがありますか。
ジョーゼフ・キャンベルというアメリカの神話学者が世界中の神話を集めて、それを分析した結果面白いことに気付きました。全ての神話に共通する流れ(サイクル)があったのです。ジョーゼフ・キャンベルはそれに「英雄の旅」という名前をつけました。
物語のなかで主人公は非日常世界へ引き込まれていきます。そして旅がはじまります。そしてその旅では必ず主人公を助けてくれる人や先生と呼ばれる人が登場して進むべき道を示してくれます。主人公がthreshold(境界線)を越えるといろいろな試練が待ち受けています。主人公は悪者や悪魔と戦ってtransformation(変容)します。そして試練を乗り越えて、日常へと戻ってきます。この一連の流れを英雄の旅と呼びます。私たちの人生もそれと似たことが起こります。
Archtype(原型)という言葉を聞いたことがありますか。
ギリシャ語からきた言葉です。人間の作る話、歌、映画などはどこかに必ず原型があります。新しいものは無いということです。ジョーゼフ・キャンベルが書いた「千の顔を持つ男」(The Hero with a Thousand Faces)をジョージ・ルーカスがスターウォーズに採り入れたという話は有名です。J.R.R.トールキンが書いた指輪物語(The Lord of the Rings)は映画化もされました。マトリックス(The Matrix)もネオが非日常に引き込まれていきます。
さて、英語で書かれた最古の話を知っていますか。
その話がこの英雄の旅にピッタリあてはまる内容なのです。ベーオウルフ(Beowulf)と呼ばれる叙事詩が英語で書かれた最古の話です。書かれたのは8世紀から9世紀頃だと言われています。ベーオウルフという英雄の話なのですが、舞台はイギリスではなく現在のデンマークやスウェーデンとなっています。あらすじはインターネット検索で見つかると思いますので、興味のある方はぜひ見てください。興味深いのはベーオウルフが巨人や火を吐くドラゴンと戦い勝利することです。
興味深い本を読んだり映画を鑑賞したら、この英雄の旅に当てはまるか考えてみださい。もしかしたら大好きなゲームがそれに当てはまるかもしれません。当てはまる場合は、話の原型がどこかにあるということでしょう。

Author:
SALC Language Advisor 諌山恵子
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