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言語力アップのための自主学習教材と方法、どうやって選べば良いの? / Self-Study Resources & Methods to Improve Language Learning


みなさん、こんにちは。言語アドバイザーの衛藤です。今回は、

「英語力アップのために、自主学習をしたいけど、何をしたら良いの?」

「英語の授業でStudy Planを立てるように言われるけど、どうすれば効果的なプランが立てられるの?」

「交換留学申請のためにIELTSやTOEFLを勉強したいけど、どうしたら良いの?」

というような悩みを抱える学生さんと少しでも情報共有できればと思い、このブログを書いています。


学習計画を立てる際には、①「何」を②「どうやって」、③「いつ」勉強するかを決める必要がありますね。これらについて、それぞれどのように取り組めば良いか、そして、その例を以下に紹介したいと思います。


①「何」を使って学ぶか(教材)

教材を選ぶ際には、その教材について次の項目をチェックしてみましょう。

チェック項目

その教材の内容は、

  1. 面白そうか、役立ちそうか。(この項目がクリアできない教材は、モチベーションを与えてくれないので避けたほうが良いでしょう。)

  2. 自分の学習目的に合っているか。((例)リスニング力を上げたいのに、オーディオファイルにアクセスできないのであれば、適切ではありません。英語の日常会話力をつけたいのに、IELTSのテキストを使って勉強するというのも遠回りです。)

  3. 自分のレベルに合っているか。(あまり難しすぎるものを選んでも、続きません。今の自分が少し頑張れば理解でき、それを使って一人でも勉強を続けられそうな教材を使うことが、習得につながる適切な学習レベルだと言われています。)


次に、学習スキル別のオンライン教材(情報サイト)のリストを示します。みなさんにとって、上の3つの項目をクリアするものがあれば良いのですが…。

②「どうやって」学ぶか(学習方法)

ここでも学習目標に合った方法を取ることが重要です。そのためには、できるだけ詳しく自分の目標を設定する必要があります。例えば、「単語力をつけたい」という場合には、身につけたいのは、「どんな時に使う単語力なのか」「とりあえず見て意味がわかる単語力なのか」「会話やエッセイなどでも使える単語力なのか」というように自問自答し、目標をできるだけ具体化しましょう。この具体的目標により、「単語帳を使う」「自分でスペルテストをする」「学んだ単語でセンテンスを作り、人に添削してもらう」「単語を使って人と会話する」など、必要な学習方法が大きく変わってきます。


また、一つの学習目標に対して、いくつの学習方法を考えることができますか?誰にとってもベストな唯一の学習方法は存在しません。誰もが異なる学習スタイル・嗜好を持っているからです。したがってみなさんは、自分にとってのベストを見つけ、実行していくことが大切です。


以下に、言語スキルごとのいくつかの勉強方法を示します。ここでも先程と同様の3つの項目をチェックし、全てを満たすものがあれば挑戦してみてもらうと良いと思います。

チェック項目

その学習方法は、

  1. 面白そうか、役立ちそうか。

  2. 自分の学習目的に合っているか。

  3. 自分のレベルにあっているか。

③「いつ」学ぶか

新たな自主学習を始めるときには、「いつ」その勉強をするのかを、自分の1週間のスケジュールに組み込んでしまい、なんとしても2週間は続けてみるようにしましょう。まだ習慣のない人はとにかく2週間続けることが大切なので、一日10分でも良いです。「毎朝、6:50-7:00は、〇〇(教材)を使って、〇〇(方法)をする」と決め、大学の授業のように定時になれば取り組むようにしましょう。2週間続けてみると、だんだん慣れてきて楽に勉強できるようになります。また、続けられている自分に少し自信がついてきて、勉強が楽しくなってきます。逆に、2週間続けてもこのような気分にならない場合には、教材か方法のどちらかが合っていないのかもしれません。変更を考える時だと思います。


今回は、自主学習の教材と方法について紹介しました。「もっと知りたい」「夏休みに向けてのアドバイスがほしい」という人は、ぜひSALCの言語アドバイザーに相談してくださいね。いつでも歓迎です!

 



ETO Tomoko


English LA


Lecturer, Center for Language Education

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