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『IELTS Academic 15』を使ってみた感想



こんにちは、SALCの言語アドバイザー(LA)のベンソン華子です。


今日は、Cambridge公式問題集『IELTS Academic 15』を使ってみた感想を共有したいと思います。あくまで個人の感想なので、参考程度にしてくださいね。













全体の構成&感想

· 留学や進級&進学を目的としたアカデミックモジュール用テキスト

· IELTSテスト受験経験があったり、今まで数か月IELTSの勉強をしてきて仕上げに使いたいという人向け。(ビギナー、初心者には活用度が低いのでお勧めしない)

· 公式模試4回分収録。本番と同じ形式で取り組めるのが利点。

· 本番そのままの形式で慣れるのには最適だが、他の参考書より分量は少なく5,000円前後するので、コスパは低め。

· 模試結果を計算する換算表はないので、バンドで結果は出せない。(ここから別途算出できます。)

· 付属CDはなくてコンパクトで持ち歩きに最適。(音声はウェブ、スマートフォンから再生可能)

· 解説は、別途ウェブサイト(このサイトを使うには本を購入してアクセスコードが必要。)からダウンロード可能で、以前より詳しい解説が確認できるようになった。(もちろん全文英語なので、解説読むだけでも英語の勉強になる)



<リスニング>

模試4回分パートごとにスマホでQRコードを読み取っていくタイプなので使いやすい。音声のスクリプトがついていて、答えの箇所には下線がひいてあるので親切。単語や解説はなし。esource.cambridgeのオンラインサイトで解説も確認できるが、すべて英語です。


<リーディング>

TOEFLテストとは違い、特に理系のリーディングが多いわけではなく、幅広いトピックのパッセージが多い。IELTSの本番同様に、パッセージによってフォントが変えられたりしているので臨場感を味わえるのが◎。リーディングもオンラインページで英語の追加解説が確認できる。解説を読むだけでも英語の勉強になる。


<ライティング>

この本の一番いいところが、ライティングのサンプルアンサーと評価者からのコメント(英語)がついているところ。後者がついている参考書は他にない。解答例は6.0-7.0レベルの解答が掲載されているが、オンラインサイトには5.0レベルの解答例も数は多くないが記載されているので、自分の書いたものと比較するのに使える。


<スピーキング>

スピーキングも4回分の面接質問が掲載されているが、解説セクションには何も書かれていない。オンラインサイトでは、ドイツ人学生の面接ビデオを見ることができるので、スピーキングテストの流れを知るには、十分。また、面接官の評価コメントも全文英語だが確認できるので、どんな項目が見られているのかを知るために、評価コメントと合わせてband descriptorと読みたいところ。やはり、日本人が好きな「コツ」などは書かれていないので、好みが分かれるところ。

 

SALC Language Advisor

Benson Hanako

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