みなさん、明けましておめでとうございます。SALC言語アドバイザー(LA)のMario Antonです。いよいよ2022年の幕開けですね!
みなさんが学ぶAPUは、日本にありながらも世界を感じることができる唯一無二の大学です。大学のホームページに掲載されている「APU DATA BOOK」によれば、開学以来159の国・地域から国際学生を受け入れているのです。同時に国内学生も日本から世界へと羽ばたくべく169もの大学・機関と交換留学を実施しています。無論、コロナ禍においてAPUのアイデンティティである多様性や国際性も大きく影響を受けていることは否定できません。しかしながら、一時的に遠く感じるこの世界も今年からまたどんどん近づいていくことでしょう。今日は留学について少し考えていきたいと思います。
大分県出身でない方々にとっては、APUで学ぶこと自体が既に小さな留学であるかもしれません。生まれ育った場所とは違う景色や食文化、更には言葉や風習。ただ、海を隔てた留学の決定的な違いは「日本」というひとつの共通の物語の枠の外にでることにあります。
「当たり前」という名のもと存在するルールやマナー、「何となく」理解している習慣や常識。留学することで、今平然と過ごしているこの日々に疑問がうまれたり、愛おしくなったりもします。
みなさんの中には、留学先ではじめて大多数に属しない「マイノリティー」や「外国人」という立場を経験する人もいるでしょう。日本においては自らの容姿を客観視することがなかったのが、日本という枠の外に出ることで自分自身を普段とは違った視点で見ることができるのです。これらの視点は時に居心地がわるかったり、寂しかったりもします。しかし、この視点や経験を得ることこそが留学を終えて帰ってきた際に、自らの育ちの文化を再評価し、地球市民として世界へと歩みだすきっかけを生み出してくれます。
わたし自身も大学生の時に留学を経験しています。日本で育ったわたしにとって、アメリカの大学で学ぶこと自体が既に留学ではあったのですが、大学3年目にエクアドルに1年間留学することになったのです。当時学んでいたスペイン語に磨きをかけることと、日本やアメリカのようないわゆる「途上国」でない環境で学びを深めてみたいという思いがありました。結果、エクアドルで培った経験が、物事を多角的に捉えることや、相手の立場にたって考える土台を築いてくれました。
世界はあなたを待っています。みなさんに良き冒険と出会いがありますように。Happy New Year!
留学について掘り下げて話してみたい方は、是非以下の時間帯にお立ち寄りくださいね。
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Language Advisor
ANTON Mario
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