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とっておきの本「The View from Breast Pocket Mountain」




今日は皆さんに、とっておきの本を紹介したいと思います。

「The View from Breast Pocket Mountain」。実はこの本、私の母親(Karen Hill Anton)が2020年に自己出版した自伝です。私の母親は、長年英字新聞の老舗The Japan Timesで「Crossing Cultures」という名のコラムを書いていました。70年代や80年代に欧米から日本に渡った人で知らない人はいないと言って良いくらい非常にポピュラーなコラムでした。

さて、今日紹介するこの本、特に上級クラス、もしくは英語必修科目を終了している学生におすすめしたいと考えています。英語で本を一冊読み上げるのは、決して簡単なことではありません。しかしながら、英語学習において大きな達成感を味わうという意味でも、一度はチャレンジしてほしいと思うのです。自身の経験や旅の要素も強く、読みやすい本ではないかと思います。

この本は、私の母親が書いたからということだけでなく、扱われるテーマが普遍的でどんなバックグラウンドの人であっても、何かしらの共通性を見出せるものであると考えています。様々な文化や言語が飛び交うAPUで学ぶみなさんにとって、著者が旅路で感じる異文化体験、新しい土地で得た視点や世界観はきっと共鳴するものがあるのではないかと思います。

タイトルの「The View from Breast Pocket Mountain」とは、私の両親が日本に移住して最初に落ち着いた静岡県の「懐山」という山あいの集落の名前にちなんでいますが、本の内容は日本だけでなく、デンマーク、アフガニスタンやタイなど多くの国々を舞台とします。

人生の決断、人との出逢い、喜びや悲痛な悲しみなど、生き方に大きな影響を与えるこれらの題材を誠実にかつ人間的に綴っています。

これから様々な経験をするみなさんに是非とも手にとって頂きたい一冊です。

一人では読めないけど、SALCで一緒に読んでみたいという学生も是非!

興味がある方は以下をクリック!



 


Language Advisor

ANTON Mario

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