top of page

Learning English Vocabulary: Things You Need to Know About /単語学習について知っておくべきこと


こんにちは。言語アドバイザーの衞藤です。さまざまな場面で外国語を使えるようにするためには、単語力が必要ですよね。「語彙力は高ければ高いほど良い」という考えには、皆さんにも共感していただけると思います。今日は、効果的な語彙学習のための、いくつかの注意点について書きたいと思います。


学ぶべき単語・教材の決め方

 よく「単語力をあげたいんですが、どの単語帳を使ったら良いですか」と相談を受けます。この質問に対して、誰にとっても当てはまる正解はない、ということを知ってもらいたいと思います。極端な例ですが、学内で英語基準の友人ともっと楽しくおしゃべりするために語彙力を上げたいと考えている人と、IELTSなどのテストでのスコア向上のために語彙力を上げたい人とでは、必要な単語が異なると思いませんか?また、単語が縦一列に並んだリストで学ぶことが好きな人もいれば、文章中など文脈の中で学んでいく方が得意な人もいます。さらに、オンラインアプリなどで学ぶ方が頭に入るという人もいるでしょう。単語の学習はかなりの努力を必要とするものですので、学習を始める前に、以下の質問を自分にしてみて下さい。

①自分はどんな場面で使う語彙力を向上させたいのか

②どんな学習方法なら自分が続けやすいか

 これらに対する答えをだしてから、実際に自分で書店に行ったり、アプリを試したりしてみることをお勧めします。そして、自分にとって役に立ちそうな単語を多く含んだ教材を、自分で選んでみて下さい。

 もちろん、皆さんには自分の目的や好みに合った学習を行ってもらえたら良いのですが、もしも現在、英語のスタンダード・トラックを受講中だという方は、授業で課題として課されるNGSL (The New General Service List) の単語を一生懸命勉強することをお勧めします。なぜならば、NGSLは、日常的な英語の書き言葉と話し言葉の中でよく使われる単語のトップ2,800をまとめたものだからです。これらの2,800単語を知っていれば、学習者が見聞きする単語の92%を理解することができると言われています。勉強した単語が即、コミュニケーションに登場すれば、学習の効果を感じられ、学習を続けるモチベーションも続きやすいと思います。

 上の質問①②に対する答えが浮かばないという人、NGSLが難しすぎるという人は、SALCの言語アドバイザーに相談してみてください。


単語を知っているということ

 「ある単語を知っている」というのは、どういう状態でしょうか。単語を見て意味が分かる状態、スペルを知っている状態、会話の中で使える状態など、どのような状態を指すのでしょうか。私がこれまでに出会ってきたAPU生の多くの単語学習は、①単語を見て意味がわかるようにする、ということを重視しているようにでした。しかし、実際に単語を使う際に、意味についての知識だけで十分でしょうか。答えは否ですよね。少なくとも、②単語を見て、人に伝わる程度に発音できる、ということができなければ、聞いても読んでも正確に意味が理解できない可能性がありますし、会話の中でその単語を使うことはできません。

 さらに、③スペルを知らなければ、その単語を書き言葉としてつかうことはできません。また、単語を使うためには、④その使い方を知る必要があります。これは、文の中のどんな位置でその単語が使われるのか、どのような単語と結びついて使われるのか(コロケーション)というような知識を指します。 

 このように一つの単語を使うためには、①意味、②発音、③スペル、④使い方など、その単語について様々な知識を得る必要があります。そして残念ながら一度にこれらすべての要素を習得することはできませんので、まずは、①、②を身につけてから③、そして④の学習に進むというように段階的に勉強していくというのが効果的だと思います。 さらに、Schmitt(2008, p.333)によると、①、②、③などは意図的な学習(フラッシュカードなど)で身につけることができますが、④のような語彙のより「文脈的」な側面(コロケーションなど)は、リーディングやリスニングの中で、単語の使用に広く触れることで学ぶのがベストであるとのことです。



復習の必要性・学習方法いろいろ

 単語は一度学んだだけでは身につきませんよね…。そもそも人間の脳は物事を忘れるようにできているそうです。つまり、単語学習は忘却との戦いであるということです。忘れないためには復習が必要です。どれくらいの頻度で復習するば良いのか、以前のSALCブログに書きましたので、興味のある人はご覧ください。

 また、 The APU English Learning Strategy Databaseでは、様々な単語学習方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

 語彙力の必要性はわかる、でもうまく学習できないという方は、ぜひSALCの言語アドバイザーにご相談ください!


Reference:

Schmitt, N. 2008. Review article: instructed second language vocabulary learning. Language Teaching Research 12 (3): 329 – 363

 

ETO Tomoko


English LA


Lecturer, Center for Language Education

bottom of page