みなさんこんにちは。
冬休みはいかがでしたか?皆さんしっかりエネルギーチャージをして、今学期のラストスパートへの準備ができていますように。
前回のブログではIELTSのスピーキングに関して書きました。IELTSのライティングはタスクが二つに分かれています。今回は比較的攻略しやすいタスク1についてみていきたいと思います。
ライティングでは主に4つの項目に注目して点数がつけられます。
1. Task Achievement
2. Coherence and Cohesion
3. Lexical Resource
4. Grammatical Range
3 Lexical Resourceと4. Grammatical Rangeは前回のスピーキングでも登場しましたね。ライティングの場合、1. Task Achievementと2. Coherence and Cohesionという項目が加わります。今回は1. Task Achievementについて、例を交えて詳しくみていきましょう。この項目で気をつけることは以下の3点です。
1. Task Achievement (課題の達成度合い) |
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(引用:www.ieltsliz.com)
*今回はわかりやすいよう簡素化しています。原本は細かいですが、確認したい方はこちらから。
課題の達成度合いは、ざっくり説明すると質問に答えているかどうか。タスク1の問題例とともに見ていきましょう。
問題文を読むとメインの課題は「表をまとめる(=Summarise)こと」です。効果的にまとめるためのポイントは二つ。表の概要(overview)と主な特徴(key feature)の二つについて論じることです。
表の概要(overview)は何について書かれた表なのかを詳細に書きます。例えば上の表で言えば、「リサイクル率についての表です」だけではなく、何年から何年の記録か、どんなものがリサイクルされているか(紙類、ガラス容器、アルミ缶、プラスチック)まで全てを書く方が良いでしょう。
例:The line graph illustrates the recycling rates for paper and cardboard, glass containers, aluminum cans, and plastics in 28 years from 1982 to 2010 in a certain country.
主な特徴(key feature)の効果的な書き方は一つとは限りません。一つの例ですが、この問題の場合、各リサイクル材の傾向について書くといいかもしれません。例えば、
―プラスチックは緩やかな上昇傾向にある
―アルミ缶のリサイクル率は上昇し続けている
―グラス容器は1990年まで減少傾向にあったが、それ以降は上昇し続けている
―紙類は1994年まで上昇傾向にあったが、それ以降減少し続けている
また、リサイクル率が最も高い/低い時がいつで何%であったかも付け加えたりするとさらにいいですね。私は一度書いた後に、自分が書いた文章を元に実際にグラフを描いたりします。全ての数値や年数まで考える必要はないですが、大体のグラフの動きに注目します。そうすると自分の書いた概要でどんな情報が不足しているかがわかりますよ。
もう一点。気をつけたいのは、自分の意見を書かないことですね。例えば、「紙類は1994年以降減少し続けている。その理由はおそらく、、、」などグラフからわからないことを書かないように気をつけましょう。質問文で課されているのは、あくまでグラフの概要です。タスクに書かれていることだけに集中しましょう。
ちょっと難しそうに見えますが、タスク1は形式をしっかり理解すれば点数が取りやすいと思います。自分一人では書いてもできてるのかわからない〜!という人は是非SALCのLAセッションにライティングの添削に来てください。
英語のテストは図られている部分をしっかり意識して対策すれば必ず点数が上がりますよ。諦めずに頑張っていきましょう!
Language Advisor
Aika Ishige